特集

For our children in the future

子どもたちの未来

佐川英美〈社長室コーポレート政策企画本部 ネットセーフティ企画部〉 水梨しのぶ〈メディアカンパニーニュース事業本部メディア編集室八戸編集リーダー〉 芦口浩司〈メディアカンパニーニュース事業本部メディア編集室八戸編集〉 小渡貴志〈メディアカンパニーニュース事業本部メディア編集室八戸編集〉 丹波由香〈メディアカンパニーニュース事業本部メディア編集室八戸編集〉

インターネット事業者として「課題解決エンジン」をビジョンとして掲げるヤフーは、サービス提供開始以来一貫して、安心で安全なインターネット環境を整備し、インターネットへの興味を促しながら成長の機会を提供するなど、未来を担う子どもたちへの取り組みに全力を挙げてきました。2014年度のCSRレポート最後の特集は、青森県の八戸センターで子ども向けの取り組みに携わる編集担当者と、東京本社にいる小中高生の会社見学担当者へのインタビューを行いました。
(2015.05.20 掲載) text by Nao Niimi(KAI-YOU) photography by Shunsuke Mizukami

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子どもたちを守る「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」

佐川ヤフーが提供する子ども向けサービスの中で、「Yahoo!きっず」は、1997年に社会貢献事業の一環として開始しました。また、フィルタリングサービスの「Yahoo!あんしんねっと」は、「Yahoo! JAPAN」のサービス開始10周年にあわせ、2006年から無料で提供しています。

インターネットに初めて触れるであろう子どもたちに「健全なインターネット環境」を提供するという試みは、「Yahoo!きっず」や「Yahoo!あんしんねっと」で行われています。

水梨八戸センターでは、「Yahoo! JAPAN」トップページや「Yahoo!ニュース トピックス」をはじめ、さまざまなサービスの編集業務を担当しています。「Yahoo!きっず」や「Yahoo!あんしんねっと」も担当しています。

佐川ヤフーは全国各地に拠点がありますが、サーファー業務(インターネット上の有益なサイトを調べて該当するカテゴリに登録する業務)や子ども向けサービスの編集については八戸が一手に引き受けています。

水梨「Yahoo!きっず」のサービス開始当初から提供している「Yahoo!きっず検索」は、「サーファー」と呼ばれる専門のスタッフが、子どもたちにおすすめしたいサイトの内容を丁寧に確認したうえで適切なカテゴリに分類、紹介文をつけて独自のデータベースに登録しています。その結果、子どもたちにとってわかりやすく、安心して楽しめるサイトが検索結果として表示されます。「Yahoo!あんしんねっと」は、子どもたちにとって不適切なサイトを日々収集してデータベース化し、子どもたちの目に触れるのを防ぐサービスです。「ホワイトリスト」としての「Yahoo!きっず検索」、「ブラックリスト」としての「Yahoo!あんしんねっと」。どちらも子どもたちに健全なインターネット環境を提供するためには、欠かすことができないサービスです。

左:Yahoo!きっず検索/右:Yahoo!検索 同じ「米」というキーワードでも検索結果が異なる

左:Yahoo!きっず検索/右:Yahoo!検索 同じ「米」というキーワードでも検索結果が異なる
  (Yahoo!検索は広告を非表示にしています)                     

小渡「Yahoo!きっず検索」は、小学生から中学生を対象としています。一番よく利用しているのは、小学校3年生から6年生です。3年生ごろから学校でインターネットを使った調べ学習を行うことが多い「社会」や「理科」の勉強が始まるのが理由のようです。

「Yahoo!あんしんねっと」は、小学生から高校生を対象としています。中でも小学校高学年から中学生が一番よく利用しています。高学年以上になると、インターネットに触れる機会が家庭でも増えるため、安全に使うための補助機能としてフィルタリングが必要とされているのだと考えています。

丹波私は、「Yahoo!きっず検索」向けの「サーファー」を担当しています。子どもたちのトレンドは日々変化しているので、検索で求められる情報も同様に移り変わっていきます。そのため、子どもたちの検索履歴を毎日分析し、トレンドやニーズに合ったサイトを収集しています。学習系キーワードが年間を通してよく調べられているので、実際に学校で使用されている教科書を確認し、たとえば「米作り」や「盲導犬」など、検索されそうなキーワードを事前に推測し、授業が行われるタイミングより先にサイトを探して登録するといったこともしています。

水梨もちろん、学習系のカテゴリだけではなく子どもに流行っているアニメやエンタメなども収集対象となります。子どもたちの間で流行っているものは変化が早いため、子ども向け雑誌やテレビ情報をチェックするなど、あらゆる方向にアンテナを張って情報を収集しています。

芦口「Yahoo!あんしんねっと」では、「Yahoo!きっず」とは逆に、子どもたちがインターネットを利用している際に、見るつもりがなくても不意に不適切なサイトに遭遇してしまうというリスクを減らすため日々情報収集し、見せたくない「ブラックリスト」を作っています。

小渡どんなサイトをフィルタリング対象とするかは、ガイドラインを厳密に定めて運用しています。ガイドラインは、社会情勢に照らし合わせて随時見直しを行っています。

芦口たとえば凄惨(せいさん)な事件などが起こると、その現場の画像や動画といったものがインターネット上に公開されてしまう場合もあります。それらの情報の中には、子どもに対して強いショックを与えてしまうものもあります。

そのため、メンバーはニュースを常にチェックし、事件にまつわる画像や動画がアップされていないかどうかを確認しています。一度公開されてしまうと、さまざまなサイトに転載され拡散されていくため、それらを追いかけて登録していくこともあります。私たちの席の近くには「Yahoo!ニュース トピックス」の編集チームがあるため、彼らと連携し、より迅速に対応できるようにしています。

■特集|未来への扉をひらく

  1. What is “Links for Good”?
  2. 01.MISIA 七つの海に響く歌
  3. 02.佐藤大吾 みんなの気づきが日本を変える
  4. 03.米良はるか 声援が、明日への一歩を踏み出す力に
  5. 04.駒崎弘樹 すべての親子が笑って暮らせる社会を
  6. 05.伊勢谷友介 美しい成長
  7. 06.有森裕子 他人を喜ばせる力は、自分を喜ばせる力に
  8. 07.白木夏子 エシカルジュエリーで笑顔を
  9. 08.中村俊裕 テクノロジーがラストマイルに笑顔を届ける
  10. 09.山崎亮 誰がコミュニティをデザインするのか?
  11. 10.枝廣淳子 しなやかで、持続可能な社会
  12. 11.野口健 山が教えてくれた、知ることの本質
  13. 12.森山誉恵 子どもたちにツケを払わせない社会
  14. 13.ハリス鈴木絵美 一人ひとりの声は、インターネットに乗って社会を変える力に
  15. 14.小暮真久 誰かのためになることを面白がれる人に
  16. 15.道端カレン、山田淳「人と人、土地と人とのつながり」 Vol.1
  17. 16.北村孝之、高橋邦治、佐藤渉、立花丈美「人と人、土地と人とのつながり」 Vol.2
  18. 17.大会参加者レポート「人と人、土地と人とのつながり」 Vol.3
  19. 18.髙井康行、服部亮市「寄付の行方」Vol.1
  20. 19.髙井康行、服部亮市「寄付の行方」Vol.2
  21. 20.ジョルジェ・マキッチ「寄付の行方」Vol.3
  22. 21.「女性が働きやすい会社のつくり方」Vol.1
  23. 22.「3.11を機に問い直す、ヤフーのBCPとは?」
  24. 23.吉岡マコ「女性が働きやすい会社のつくり方」Vol.2
  25. 24.子どもたちの未来

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