Yahoo! JAPAN ライフエンジンレポート2011 [ヤフーのCSR]

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企業として - トップメッセージ

「インターネットだからできること」を実現していきます。 ヤフー株式会社 代表取締役社長 井上 雅博

QヤフーとしてのCSRのビジョン、考え方をお聞かせください。

社会と共存しながら、サステナブルに事業を行うことです。

CSRの大前提はサステナブル(持続可能)であることだと思います。継続して事業を行うことができなければ企業とはいえないし、提供するサービスや商品、企業活動のもたらす結果が社会に納得されて社会と共存していけなければ企業自体も存続できません。また「共存」といっても、迷惑にならないというだけではなく、世の中の役に立っているということでなければ企業は存在する価値がないと思います。もっといえば、使ってくれる人に価値や力を提供する「なくてはならないもの」になっていることが理想です。ヤフーのCSRが、インターネットを通じて、人と人の生活の「ライフエンジンになる」というのはこういう意味です。

QヤフーのCSRを推進していくために、どういった活動をされていますか?

社会に役立つ仕組みの提供や、インターネットの悪用対策に取り組んでいます。

インターネットは、人と人の生活を支えることができる力強い道具です。その力を社会のために役立てていく活動が1点目。インターネット募金などは「困っている人」と「それを何とかしてあげたい人」を結びつけて、「気持ち」を具体的な行為に変える。一方でその力強さ、影響力の大きさゆえにいろいろな悪いことも起きます。これを一つひとつていねいに取り除いたり、悪いことに使われないようにする、いわゆる「インターネットの安心・安全」というテーマの活動が2点目。サービスの悪用や児童ポルノの流通などの問題がこれで、民間企業1社だけでできることには限りもあるので、ほかの企業や公的機関と連携して活動を続けています。

Q「社会に貢献する企業」であり続けるために、人・組織について大切なものとは何だとお考えですか?

どんなときでも自ら考え、行動する組織づくりに努めています。

今回の震災の直後に、ヤフーは、募金や電力需給状況のバロメーターの掲載、広告やコンテンツの調整やアクセス集中への対応など、いろいろな対応を行いました。もちろん、組織として決めていくのですが、上から指示をするわけではなく、現場から次々とやるべきことの案が上がってきました。しかも、「これをこうするといいと思うので許可をください」など具体的な提案が多かった。これがヤフーの姿です。ライフエンジンとしてそれぞれが「やるべきこと」をみなわかっていて、あとは「どうやるか」を現場で議論して、決めたら上の許可をとって「やるだけ」。変化が激しいインターネットで事業を行っている会社だからこそ、臨機応変に対応したり、自ら声を上げて行動する従業員が多いですし、そういった社風を大切にしています。

Q今後の活動、取り組みについてお聞かせください。

インターネットの技術を通じて、社会に貢献していきます。

株主の皆さまや従業員、ビジネスパートナー、特に利用していただいているお客さまのいやがることをしない、というのはビジネスにもCSRにも共通した基本だと思います。そういうなかで、たとえば「環境」の問題でいうと、「個人にとっては便利だけど、地球全体では困る」というような話など、真剣に考えなくてはならないことがものすごく多いです。震災前と震災後で「電力」というものへの考え方がずいぶん変わったように、たぶんこれからも問題のあり方が変わっていくのだと思います。ただ、はっきりしているのは「無限のエネルギー」というものは存在しないということです。エネルギーは有限であるとの認識に立ち、いかにサステナブルな社会・世界をつくりあげていくかが、今後ますます問われるでしょう。この問題を解決するための技術を、人類はたくさん考えていかなくてはいけないのだと思っています。そして、インターネットがそこに貢献できることは少なくないと思っています。
インターネットの技術はまだ15年程度の歴史しかなく、どんどん新しく「できること」が増えていっています。これを人々の「やりたいこと」として形にしていくことがヤフーの使命です。インターネットだからできることを実現していくことが、ヤフーが続けていかなければならないことだと思っています。

東日本大震災についてのヤフーの取り組み

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